以下、4月25日に開催する未来カンファレンス2026について、インタビューを行っていただきましたので、当ページにて記事を投稿いたします(スタッフより)。
同期がスイスイとプログラムを組む横で、自分だけが動かず、配属3ヶ月で「無理です」と泣きに行った新人時代。 それが今や、オンライン事業者の裏方として、多くの起業家からWEBの仕組みづくりを任される存在に。
「ツールはあくまで道具。大事なのは、その先にいる人の心を動かすこと」
デジタルな仕組みの中に、温かな「体温」を宿らせるWEBプランナー・田中に、どん底の新人時代から今に至るまでの歩みを伺いました!
⭐︎ 今のお仕事について
今のお仕事について教えてください!
WEBプランナーとして、主にオンラインで事業をされている方のサイト制作やシステム構築のサポートをしています。UTAGEやマイスピーといったツールの設定、公式サイトのリニューアルなど、お客さんのプロモーションの裏側にがっつり入る仕事ですね。
どちらかというと裏方のお仕事ですか?
そうです。システムを整えて、動き出したのを見届けて、「よしよし、無事動いて売れてるな」って眺めて密かに喜んでいる感じです(笑)。
⭐︎ パソコンが苦手なのにシステム会社へ
もともとパナソニック系列のシステム開発会社にいらっしゃったんですよね。
はい。でも私、ずっと文系で「美学(美とは何か)」を学ぶような学科だったんです。パソコンなんて全然触れなくて。でも就職活動でなかなか決まらなかった時、友達に「パソコン覚えながら仕事できるのいいじゃん」って勧められたのがきっかけでした。
面接で「パソコンできますか?」って聞かれて、思わず「パソコンは苦手なんですけど、ファミコンならできます」って答えたんですよ(笑)。それでなぜか内定をいただいて。
ファミコン!(笑) 最高の回答ですね。
⭐︎ 「使い物にならない」と言われた新人時代
入社してからは大変だったんじゃないですか?
もう大変でしたよ! 周りは情報学科卒ばかりで、私だけプログラムが全く動かない。配属3ヶ月後に社長のところに泣きに行きました。「もう無理です」って。そしたら、「人生の中で平均以下になるの初めてやろ? 大丈夫、大丈夫」って笑われて(笑)。
でも辞めなかった。先輩が丁寧に教えてくれたおかげで、人のプログラムのバグを見つける快感に目覚めていきました。当時の上司が、提案資料の作成やデザインといった「私の使い道」を見出してくれたことも大きな救いでしたね。
⭐︎ HTMLとの出会い。会社の看板を外して生きる決意
プログラミングに苦労したのに、なぜWEBの道へ?
自宅でHTMLを触ってみたら、色が出たり写真が出たりして、「これなら私にもできそうだし楽しい!」って感動したんです。そこから「会社の看板を外した時に、一人で生きていけるんだろうか」という興味が湧いて、20代のうちにフリーランスとして独立しました。
フリーランスになってからはどうでしたか?
ネットショップのデザインを手がけた時、自分が作ったページから実際に物が売れていくのを見て震えました。「作ったものが生きてる」って感じたんです。そこから「仕組みの裏側を全部知りたい!」という情熱が湧いて、現場経験を積むために通販大手の会社に転職しました。
⭐︎ 料亭の女将さんが教えてくれた「数字と感性」
通販大手の会社には14年間いらっしゃったそうですね。
はい。メルマガ担当の時、とにかく「数字を追え」と言われて苦しんでいた時期がありました。その時、行きつけの料亭の女将さんに相談したんです。
女将さんは「数字だけじゃなく感情を動かす言葉を紡ぐことも大事よ。ようこちゃんなら両方追えるはず」と言ってくれて。顧客の多くは女性なんだから、感性に響く言葉を捨てちゃダメだと。あれが今の私のライティングの原点ですね。
⭐︎ 息子が保健室に行き始めた日
その会社を辞めることになったきっかけは?
副業でオンライン講師をやっていた時期、夜中に講座を入れて子供に「早く寝て!」と無理をさせていたんです。そしたら息子が保健室に行き始めて…。ある方に相談したら「母の健康より大事な仕事はないよ、副業はやめなさい」と言われました。
その言葉で副業を辞め、3ヶ月後に会社も退職しました。そしたらその方が「退職祝いにうちのサイトのリニューアルを頼むよ」って発注してくださったんです。それが今の独立のきっかけ。本当にかっこいい恩人です。
⭐︎ 両親から受け継いだ「没入」と「真心」
田中さんのキャリアに影響を与えた方はいますか?
父ですね。テレビのディレクターをしていたんですが、中継車の中でモニターに指示を出す姿がめちゃくちゃかっこよかった。好きな仕事にのめり込む私の働き方は完全に父譲りです。
そして母です。最近亡くしたのですが、田舎で米や野菜を作ってマーケティングなんて知らないのに、おまけをつけたりセット売りにしたりして、自然と売れる仕組みを作っていました。告別式でたくさんの方が泣いてくれるのを見て、「型通りのコミュニケーションじゃなく真心が伝わっていくんだな」と痛感しました。
⭐︎ 「赤ちゃんは思い通りにならない」
育児との両立はいかがでしたか?
最初の半年が一番地獄でした(笑)。仕事なら大体のことはできるのに、赤ちゃん相手だと「こんなに思い通りにならないことが世の中にあったのか!」って。「誰も教えてくれんかったやん」って思いましたね。仕事の方が100倍ラクです。
⭐︎ 田原さんとの出会いと「依存させない」仕組みづくり
主催の田原さんとはどうやって出会ったんですか?
有名な起業家さんのWEB周りを一手に引き受けているのが田原さんだと知って、「そういう働き方があるんだ!」と衝撃を受けたんです。実際にお会いしたら、エネルギッシュで信頼できる、最初からずっと一貫して「いい人」ですね。
田中さんの仕事のこだわりを教えてください。
仕組みが回り始めたら、できるだけ事業者さんの内製で運用できるようにしたいんです。いつまでも私が中に入っているより、クライアント自身がオンライン事業をハンドリングできるようになってほしい。手を離して次の仕事に行くけれど、必要な時にはいつでも聞ける。そんな長く続く関係性を大事にしています。
⭐︎ 薄い30人より、濃い5人
お客さんとの向き合い方で大切にしていることは?
「◯◯人しか来ない」と言う方には、「あるものを見ましょう」と伝えます。薄い30人が来るより、濃い5人が来てくれる方が絶対に大事ですから。
座右の銘は「やることをやろう。なんとかなる」。そして「体験するためにここにいる」。オンラインの仕事ばかりだと体幹が薄くなる気がするので、広い海を見たり、やったことない場所に行ったりして体を動かすことを大切にしています。これはAIにはできないことですからね。
⭐︎ デジタルと畑と半々の暮らし
これからやりたいことはありますか?
母が遺した田舎の田んぼや畑も残していきたいので、デジタルの仕事と半々でできたらいいなと思っています。朝早く起きて畑で一汗かき、コーヒーを飲んでからWEBの仕事をして人間らしく寝る。それが本当の”豊かさ”なんじゃないかって思います。
⭐︎ カンファレンスに参加される方へ
最後に、メッセージをお願いします!
「稼げるかも」という損得ではなく、「この人と知り合いたい、一緒に仕事したい」という感性を大切に来てほしいです。きっと価値観の似ている人が集まるイベントになります。少しでも気になったら、「よくわからないけど来ました!」くらいのノリでぜひ。会場でお待ちしています!
未来カンファレンス2026詳細
【東京】ベルサール虎ノ門
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目2−1
【日時】2026年4月25日(土)
イベント 14:00〜17:00 / 交流会 17:45〜20:15
